エンジニアになりたいけど、何から始めたら良いのか悩んでいる人も多いですよね。特に、どんな技術スキルを優先して学べばいいのか、どんなツールを使うと効率的に学べるのかについてわからない方も多いのではないでしょうか。
未経験からエンジニアとして成長するために、初心者が最初に習得すべき技術スキルとツールについてわかりやすく解説します。
できるエンジニアになれるように勉強を頑張ろうと思っているのですが、
どこから始めたらいいのかわからなくて困ってます。
素晴らしい心がけですね。
最初は何を勉強すればいいのか悩むことが多いけど、基本から順に学んでいけばしっかり成長できるからね。今日は初心者が最初に習得すべき技術スキルとツールについて話していくよ。
1. プログラミング言語の選び方
プログラミング言語ってたくさんあるみたいですけど、どれを選べばいいんでしょうか?
いい質問だね。
もちろん仕事で指定があればその言語を勉強することになるけれど・・・
選択の余地があるならば、初心者におすすめなのはPythonだよ。
Pythonは文法がシンプルで理解しやすいし、Web開発、データ解析、AIなど幅広い分野で使えるんだ。初心者に優しく、成果物を作りやすいのも良いところだね。
Pythonは学びやすくて、初心者にとってとっつきやすい言語です。例えば、Pythonには多くのライブラリが用意されていて、Webサイトを作るためのフレームワーク(FlaskやDjango)や、データ解析を行うためのライブラリ(PandasやNumPy)などがあります。実際に何かを作る経験を積むことは、学習のモチベーションを保つ上でもとても重要です。
他にもおすすめの言語
- JavaScript:もしWeb開発に興味があるなら、JavaScriptは必須ですね。Webサイトのフロントエンド部分で動く言語で、ユーザーが操作する部分を作ることができます。JavaScriptはブラウザ上で動作するため、HTMLやCSSと組み合わせることで、すぐに目に見える成果を得られるのが楽しいところです。
- HTML/CSS:これらは厳密にはプログラミング言語ではありませんが、Webページを作るための基礎です。HTMLでページの骨組みを作り、CSSでデザインを整えます。これを学ぶことで、自分のアイデアを形にできるようになります。
なるほど、まずはPythonかJavaScriptを勉強して、その後にHTML/CSSを学ぶと良いんですね。
そうだね。まずは簡単なものを作りながら、楽しんで学んでいこう。
2. バージョン管理ツール:Git
コードを書くだけではダメなんですか?
そうだね、コードを書くことは大切だけど、それをどう管理するかも同じくらい重要なんだ。Gitを使えるようになると、コードを安全に保存できるし、何か変更したときに簡単に元に戻せるんだよ。
Gitはプロジェクトを進めるうえで欠かせないツールです。コードを書いていくうちに少しずつ修正したり改善したりすることが増えてきますが、Gitを使うといつでも過去のバージョンに戻せるので、安心して変更ができます。また、複数の人と共同で開発する場合、Gitは誰がどの部分を変更したのかを管理してくれます。
Gitを使うメリット
- コードのバックアップ:変更履歴を追えるので、安心して修正できます。
- チーム開発:仲間と一緒に開発するときに、お互いの作業を管理しやすくなります。
- 問題解決が簡単:バグが発生したときに、どの変更が原因かを特定しやすく、迅速な修正が可能です。
Gitって難しそうに感じるのですが、最初はどこから学べば良いですか?
まずは「GitHub」というサービスにアカウントを作ってみるのがおすすめだよ。
そこから少しずつ操作に慣れていこう。
初心者向けのチュートリアルもたくさんあるので、安心して始めてみてね。
3. コーディング環境を整えよう
A君:コードを書くためにどんなツールを使えば良いのでしょうか?
B先輩:**VS Code(Visual Studio Code)**がおすすめだよ。無料で使える上に、拡張機能が豊富で、自分の好みに合わせてカスタマイズできるんだ。
コードを書くためにどんなツールを使えば良いのでしょうか?
VS Code(Visual Studio Code)がおすすめ。
無料で使える上に、拡張機能が豊富で、自分の好みに合わせてカスタマイズできるんだ。
VS Codeは非常に柔軟で、どのプログラミング言語を学ぶにしても最適なツールです。インストール後は、自分が学んでいる言語に対応した拡張機能を追加することで、より効率的にコードを書くことができます。また、VS Codeは初心者でも直感的に使いやすく、コードを書くための支援機能(例えば自動補完機能)も充実しています。
VS Codeを使う理由
- 直感的に使える:初心者でもわかりやすいインターフェースです。
- 拡張機能が豊富:PythonやJavaScriptのサポート機能を簡単に追加できます。
- デバッグ機能が便利:エラーが発生したとき、その原因を見つけるためのデバッグ機能もあります。
それなら僕でも使えそうですし、やる気が出てきました!
その調子!まずは、VS Codeを使って簡単なコードを書いてみましょう。
4. 学習リソースを使おう
どこで勉強すれば良いのか分からないのですが、おすすめの学習方法はありますか?
独学で学ぶなら、オンライン学習プラットフォームを利用するのがおすすめだよ。
インターネットには初心者でもわかりやすい学習リソースが数多く存在します。それぞれの学習リソースには異なる特長があり、自分に合ったものを見つけることで効率的にスキルを身につけることができます。
おすすめの学習リソース
- Progate:スライド形式で分かりやすく解説してくれるので、プログラミングの基本を理解するのに最適です。手を動かしながら学べるので、学んだ内容を実際に試すことができます。
- Udemy:有料ですが、プロが教える実践的なコースがたくさんあります。セールのときに購入するとお得です。特にプロジェクトベースのコースが多く、実践的なスキルを身に付けることができます。
- YouTube:無料で質の高いチュートリアルが見つかることも多いので、気軽に始めたい方にはYouTubeもおすすめです。さまざまな講師が動画で解説しているため、自分に合った教え方をしてくれる人を見つけることができます。
- 書籍:書籍もプログラミングの基礎を深く理解するのに役立ちます。例えば「Pythonプログラミング入門」のような初心者向けの本を一冊通して学ぶことで、基礎がしっかり身につきます。
どれも良さそうですね。自分に合ったものを選んでみます。
そうだね。学び方は人それぞれなので、いろいろ試して自分に合う方法を見つけてみてね。
5. 実際に何かを作ってみよう
学ぶだけでなく、何か作ってみたいのですが、どんなものを作れば良いでしょうか?
学んだことを使って、簡単なWebサイトやToDoリストアプリを作ってみよう。
小さなプロジェクトでも、自分で作り上げた達成感が得られるし、
実際に手を動かすことでぐっと理解が深まることを実感できるよ。
実際に何かを作ることで、学んだ知識を実践に応用する力がつきます。また、失敗することで新たな課題に気付き、それを解決することでスキルが向上していきます。まずは簡単なものから始め、徐々に難易度を上げていくと良いでしょう。
初心者におすすめのプロジェクト例
- ToDoリスト:JavaScriptを使って、タスクを追加したり、完了したタスクをチェックしたりすることで、JavaScriptの基本的な操作を学ぶことができます。
- ポートフォリオサイト:HTML/CSSを使って、自分のプロフィールや学習したことをまとめたサイトを作ってみましょう。これにより、自分が学んできたことを他の人に見せることができ、将来的には就職活動にも役立ちます。
- 計算機アプリ:シンプルな計算機アプリを作ることで、JavaScriptを使ったロジックの組み立て方を学べます。
実際に作ることで楽しみながら学べそうですね。
その通り!たくさんチャレンジしてみて、小さな成功体験を積み重ねていくことが大切だよ。
6. コミュニティに参加してみよう
一人で勉強していると、つまずくことが多いのですが、どうしたら良いでしょうか?
エンジニアコミュニティに参加するのも一つの方法だよ。
例えばSlackのプログラミングチャンネルやTwitterでプログラミングに関するアカウントをフォローすると、さまざまな情報が手に入ると思う。
もちろん、職場や身近な人に相談してみるのが一番!
質問されて嫌な顔をするエンジニアは少ないと思うよ。
コミュニティに参加することで、他のエンジニアからのアドバイスを受けたり、一緒に学習する仲間を見つけたりすることができます。一人で学んでいるとモチベーションが下がることもありますが、コミュニティの存在があると励みになります。
コミュニティに参加するメリット
- 質問しやすい環境:気軽に質問できる場所があると、学習の進みが速くなります。
- モチベーション維持:同じ目標を持つ仲間の存在が、モチベーションを保つ助けになります。
- 最新情報の入手:コミュニティでは新しい技術やツールの情報が共有されることが多いので、最新のトレンドを把握するのにも役立ちます。
誰かと一緒に学べるというのは、とても心強いですね。
自分一人で悩むよりも、他の人の経験を聞くことで解決が早くなるし、新たな視点を得られることもあるので一人で悩みすぎないようにできる環境を整えていこう。
まとめ
未経験からエンジニアを目指すとき、最初は学ぶことが多くて大変に感じるかもしれませんが、一つずつクリアしていけば確実にスキルが身についていきます。まずはPythonやJavaScriptなどのプログラミング言語を学び、Gitを使ったバージョン管理、VS Codeを使ったコーディング環境の整備から始めてみましょう。そして、何よりも実際に手を動かして簡単なプロジェクトを作ることが大切です。
学習の途中でつまずいたり、困難に直面することもあるかもしれませんが、それは成長の証です。自分で考え、問題を解決することで、着実にスキルアップしていくことができます。そして、コミュニティに参加して他のエンジニアと交流することで、新たな知識を得たり、刺激を受けたりすることもできるでしょう。
A君:ありがとうございます、B先輩!これから一歩ずつ頑張ってみます。
B先輩:応援していますよ、A君!何かあればいつでも聞いてくださいね。エンジニアの道は、楽しみながら続けていくことが大事です。
ありがとうございます、先輩!これから一歩ずつ頑張ってみます。
応援しているよ、新人君!何かあればいつでも聞いてね。
エンジニアの道は、なによりも楽しみながら続けていくことが大事だよ。
この記事を読んで、最初に何を学べば良いのかが少しでもクリアになったなら嬉しいです。
未経験からエンジニアを目指す皆さんを応援しています!
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